レチノイン酸(トレチノインクリーム)使用時の注意点

レチノイン酸はビタミンAの代謝産物で、細胞増殖分化の制御因子として白血病の内服治療などにも使われています。
外用剤としては、海外でニキビ、光老化の治療薬として広く使用されておりますが、日本では未認可の薬です。
レチノイン酸の皮膚における作用としては、角質の剥離、角化細胞のターンオーバーを促進し、皮膚細胞の強い増殖促進作用を持つため、表皮は肥厚し、角質がコンパクトになります。
また、真皮のコラーゲン産生を促し、長期的に使用することにより、真皮が肥厚します。さらに、皮膚の創傷治癒を促進する働きもあり、皮脂の分泌を抑制します。
したがって、以下のような疾患、症状に有効です。


この薬はカウンセリングをうけてからの処方になります。