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コラム

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2020/3/1
ピーリング指南
みなさま、こんにちは!Dr悦子です。
新型コロナウイルスの発生により、どこもかしこもピリピリした状況です。
当院も、換気、清掃に十分に注意を払っております。


今回、肝斑ピーリングという新たなトリートメントを始めましたので、ご紹介します。


一般的な“ケミカルピーリング”は、グリコール酸やサリチル酸、乳酸などの溶液を使用します。
表皮細胞の活性化とともに新陳代謝が亢進し、鱗屑(皮剝け)がみられることがあります。


赤みが強く、化膿したようなにきびの場合、剥離作用に長けたグリコール酸を使用します。 膿疱が潰れやすくなり(排膿促進)、赤みが早期に沈静化します。
ピーリングを拭き取った後、膿んだにきびを圧出することもあります。


サリチル酸は、毛穴の角化が強い人、肌が比較的厚い人に使用します。
肌がふんわりと柔らかくなる感覚があります。


ブラックピールは、読んで字のごとく、カーボンブラック色のピーリング剤を使用。
カーボンが毛穴の汚れなどを吸着させ、さらに乳酸、マンデル酸、フェルラ酸で排出を促します。
施術直後からお顔の色がパーッと明るくなり、即効性のある、満足度の高い施術です。10分以上塗布し続けると、ハリはでますが、黄色人種の肌には、剥離作用が強くでると、水疱やびらんなどの心配があります。

コラーゲンピールは、表皮を通り抜け、真皮層にあるコラーゲン、エラスチンなどの弾性線維の増生を促します。
しわの改善、ハリが生まれ、その効果は、リフトアップレーザーのフラクショナルレーザーと遜色ないとのデータがあります。
数日後に部分的にカサカサする場合もありますが、十分に保湿をすれば特に問題にはなりません。 
当院でも人気の施術です。


最後に、この2週間前より始まった肝斑ピーリング!
高濃度ビタミンCとフィチン酸の組み合わせが肝斑やその他のくすみに効果的です。
非常に刺激が少なく、施術後のトラブルもほとんど起きないのが魅力的。
ブラックピールには及びませんが、施術後のお顔のブライトニング効果は見物です。

肝斑のお肌は、こすり洗い、マッサージなどの摩擦は厳禁です。
溶液を塗布し、5~10分間放置し、拭き取ってクーリングしておしまい。
あら、マッサージはないの?と思うくらいあっさりしたものですが、コストパフォーマンスの高い施術です。
また、ホームケアのメラライトという美容液は、肝斑ピーリングで用いる溶液と同じ濃度です。

ちなみに、私は夜、2~3滴を顔全体につけて、10分経過後に他の保湿クリームなどを塗ることを忘れ、朝までしっとりです。 是非一度はお試しを!
メラライト


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