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コラム

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2023/9/27
ピコフラクショナルの勧め!!
皆さまこんにちは、Dr悦子です。
ようやく朝夕涼しくなり、過ごしやすくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。


さて、8月末に開催された美容皮膚科学会にて、肝斑としみについてのセッションを受けましたので、ご報告いたします。

当院での肝斑・しみ治療として、内服薬、美白剤の外用、肝斑ピーリング、ピコレーザーなどを行っています。
かなりきれいになると、しばらくは経過観察していますが、肝斑やしみの再発はよくみかけます。

紫外線に対し、完全防備をしていても、生活紫外線は常に浴びていますし、メラニン色素は一生作り続けられるので、当然といえば当然のことです。

美白剤やレーザーで表皮のメラニンをいくら除去しても、真皮の環境が整っていないと再発するのでは?のことでした。

真皮の環境を整える?というのは、どういうことでしょう。
真皮に存在する線維芽細胞は、肌の弾力、張りに必要なコラーゲンやエラスチンなどの線維や、その間を埋め尽くす水分保持に必要なヒアルロン酸などを作ります。

加齢や紫外線により、変性・老化した線維芽細胞、線維などが放出する、サイトカインと言われる物質(エンドセリン、幹細胞因子stem cell factor;SCF、肝細胞増殖因子hepatocyte growth factor;HGFなど)が表皮層へ向かっていき、表皮にいるメラノサイトを刺激し、メラニン合成を促進させるのでは?とのこと。

その理由として、メドライトC6やピコレーザーでのトーニングをメンテナンスとして2~3ヶ月毎に行っている群と、ピコフラクショナルモードで施術を受けている群とでは、後者の方が肝斑やレーザー後のしみの再発が少なかった、とのこと。


フラクショナルモードとは、表皮~真皮の中・下層の組織を破壊し、肌の再生を促す治療です。 真皮には線維とそれを作る線維芽細胞、血管・神経、毛包などがあります。

ピコレーザーの衝撃波で傷付けられた組織を修復するため、皮膚の免疫が大きく動きます。
表皮がダメージを受けると、基底細胞から、若々しい表皮細胞が生まれ、ターンオーバーが更新し、くすぶっていたもメラニンも排出されます。

真皮層が破壊されると、線維芽細胞が新たに動員され、みずみずしいコラーゲン、エラスチンなどの繊維が生産されます。こうして、表皮~真皮層が生まれ変わります。


その結果、肌のくすみ、ちりめんじわ、毛穴の開き、ニキビ痕や赤ら顔が改善し、ふわっとした肌を感じられるのです。

肝斑のある私は、時間があるとき、メドライトC6(現在はピコレーザー)でのトーニングをメンテナンスとして行っていましたが、最近はピコフラクショナルに切り替えました!
ピコレーザーに少し毛が生えた?位の痛みはありますが、麻酔はなく施術可能です。

みなさまも是非お試しあれ!
お客様にいただいたお花とおもちゃカボチャ


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