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コラム

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2019/1/2
期待をもって・・・
あけましておめでとうございます。 Dr悦子です。

年末よりお休みをいただき、初めて山形県の庄内地方へ足を踏み入れました。
2018年9月にオープンした、世界的建築家の坂茂氏がはじめて手がけたホテルができたというので、家族で馳せ参上。

坂茂氏は、2011年に地震で倒壊したニュージーランド・クライストチャーチの教会を、紙(段ボール)で設計した他、被災地へその材料を提供し、避難所の仕切りとして活用をしている高名な建築家です。 
坂氏が設計したホテルの名は、スイデンテラス。

木目と段ボールのベージュ色を基調としたエレガントなホテル。
夜、屋外からみると、パルテノン神殿を思わせるようなゴージャスさもあります。


山形の緑鮮やかな美しい水田の風景を目に焼きつけて、後世まで残してほしい・・・そのような願いではないかと推測しますが、私たちが伺った時期は、庄内名物といわれる”地吹雪”の最中でした。

ちょうど、2018年最大の寒波が訪れた日に、羽田から庄内空港へ飛び立ちましたが、悪天候のため、引き返すかもしれないとの、機内アナウンス。
羽田に引き返したら、庄内まで電車を乗り継ぎ5~6時間はかかります。神に祈りつつ、山形上空を何十分か旋回して待ち、無事着陸できました。
その日、庄内空港へ運航できたのは、私たちの乗った飛行機1機のみだったそうです。
その他のフライトはすべて欠航。 まさに奇跡のフライト!


また、その日の夜も猛吹雪でしたが、これも一度行ってみたかったお店、アル・ケッチャーノへGO!食の都庄内を全国に知らしめた、イタリアンの名店です。

こだわり野菜に始まり、日本海の新鮮な魚、臭みのない羊など、シェフの奥田さんをはじめ、お店のスタッフの方々も、この食材はどのようにして栽培され、どんな思いで育てたかを、熱~く語ってくださいました。


私たちの旅の目的は、素敵なホテルに宿泊し、おいしいものを食べることです。
そして、期待して行く先には、それなりのアピールをします。
そうすれば、相手もそれに応えてくださることが多く、お互いがハッピーになります。


当院にいらっしゃる方も、口コミが大半です。○○さんのご紹介、家族から勧められたなど、期待して来てくださいます。中には、診察終了後に、「実は、△さんから行ってみて、と言われて半信半疑できましたが、伺って良かった!」と。
こちらにしても、こんな賛辞はありません。

スイデンテラスやアル・ケッチャーノのスタッフたちと同じ思いです。こんなへんぴな海老名の隅っこまでわざわざお越しくださるとは、本当にありがたいことです。
その期待に答えられるよう、これからも学びを怠らず、私にできることはたくさん提供し、できないことは最良の意見を提示できるように精進したいと思います。  
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
スイデンテラスの廊下と段ボールの椅子
ゴージャスな外観


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